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help リーダーに追加 RSS 時間は実在するか (講談社現代新書)

<<   作成日時 : 2009/01/09 12:35   >>

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時間は実在するか (講談社現代新書) (商品イメージ)
時間は実在するか (講談社現代新書)

ひとつは、一九九〇年の次には一九九一年が来て、そのあとには一九九二年が来る、というような客観的な前後関係だ。書評「時間」に興味を持つすべての人のための必読書森岡正博2003/05/23 19:09:00「時間」とは、いったい何なのか?これは、多くの人が、一度は考え込んでしまう謎であろう。
それに対して、入不二さんは、この二つの性質が、たえずお互いに依存しあいながら運動を続ける点にこそ、「時間」の本質があるのだと考える。本の前半では、マクタガートという哲学者の時間論をていねいに解説して、その欠点を洗い出し、後半で壮大な入不二時間論とでもいうべき仮説を提示している。
すなわち過去・現在・未来が別の時点であれば、A系列は矛盾がなくなるのであり、A系列に矛盾が無いことを言うのに過去・現在・未来の進行順序まで述べる必要はないのだ。世界を観察する人間とは無関係に、客観的に連なっている時間とでも言おうか。出来事に過去・現在・未来が帰属することを説明するには、過去・現在・未来が同時ではないこと、過去・現在・未来がC系列であることを持ち出せば十分だからだ。
この魔術的な概念装置によって、入不二さんは読者をどこへ連れていこうとしているのだろうか。
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